選手宣誓

あなたがもし、「自分の人生クソみたいだな」って思っていたとしても。 ぼくは、あなたが生まれてきたことに、「おめでとう!」って言いたいな。 「希望を持て」って、すごくつまらない言葉だと思う。そんな抽象的な言葉ではだれも救われない。誰でも、希望…

荒野にて

恋愛はオプションあったら楽しいかもね性別はオプション昨日は女で今日は男なくたって構わないかもねルールはオプション3人で付き合えば楽しいし裸で外歩いたっていいかもね人生なんて荒野とがった風が痛いどっちに行きゃ幸せどこに立ってるかわからないなら…

生きる歓びを、命の花束を

原宿にあるデザインフェスタギャラリーに行って、ホリウチ ヒロミさんの個展を見てきた。 原宿駅なんて普段降りることがないから、観光気分で竹下通りに入ってみると3分も経たずに後悔した。祝日ということもあってか、道は人、人、人。クッキー缶をじゃかじ…

yes

寒い夜に 星を見にあなたと待ち合わせ 心が浮き立って落ち着かないな 貸してくれた本返せなくて 闇に揺れる木々の音聞こえるほど 怖がっているから 話して 月のない空 燃える砂と赤い光 揺れる青い炎見つめているのは 甘いココア飲みたいからじゃない yes を…

淋しがってる暇はない

ある人に手紙を書いた。便箋10枚ほどの長い手紙。 返事はすぐ返ってきて、「しょげたり、淋しがってる暇はありません」という言葉をもらった。 「あなたは優しいけど強い人間だと思っています。その強さは風のように柔軟で、自分が嬉しい時でも苦しい時で…

過去と和解すること

河原で拾った、まあるい石持ってどこ行くの。 メタセコイアの下で待ち合わせしよう、夕焼けが校庭を照らしてる。 うちに帰ればカレーのにおい、お母さんが待ってるよ。 お墓の前で唱える言葉、涼しい日陰、木々の揺れる音、お父さんがチャンネルを変えたがっ…

『往復書簡 初恋と不倫』、偶然と必然のあいだ

ガラス窓のこちら側から他人行儀に見ていたはずなのに、そして身に覚えもないのに、キリキリと胸の奥が痛い。 もうとっくに忘れてしまった記憶を、忘れたままに引っ掻かれたみたいにかゆくて痛い。 でも不思議と、その痛みは大切に抱いていたいと思えた。 坂…

『ていだん』と小林聡美ブーム

先日本屋で真っ赤な装幀が目に留まって、女優の小林聡美さんの『ていだん』という本を買った。 小林聡美さんは映画『かもめ食堂』に出演していたり、テレビだと、彼女がおいしそうなサンドイッチやイングリッシュマフィンを作って、それにつられて熊やこども…

口と夜

肝要な事を口にすれば負け。僕はさっきから、下手な芝居を打っている。どうとでも取れるような言葉を並べて、本当の事は夜に隠して。明かりを消して、何も見えなくする。その両の目は飾りだから、月が隠れたとき見開かれるものが本物。おそらくは、二人のあ…

歩道橋 / うねる海 / おんなじだな

歩道橋 飴玉みたいな夕暮れ時の太陽が、雲の谷間に転がり落ちてゆく。 手を振っている間に見えなくなったから、乾いた空気が夜の気分を連れてきた。 街のどこかで鳴いている、寂しがりやはないものねだりしている。 たくさん触れておけばよかったって、思っ…

無意味なことこそ大切

音楽をよく聴いている。 歩きながら、ご飯を作りながら、洗濯物をたたみながら、友人を待ちながら。 自分としてはそれが普通だと思っていたから、このあいだ友人に「本当に音楽好きなんだね」と言われて、「あ、これってスタンダードじゃないんだ」とようや…

ただの愚痴、あと怒りと迷いと不甲斐なさ

ごめんなさい以下の文章はだいぶ醜いフィクションなので、そう思える人だけ先を読んでください。最後まで読むのはただの苦行。 現実は一つだけ。あなたは一人だけ。 それだけど世界の切り取り方はたっっっくさんあるし、あなた像も星の数ほど無数にある。 世…

同じ地球で

Twitterは東京みたい。たくさんの人がいて、情報も感情もごちゃごちゃとし過ぎていて、無遠慮に誰かが誰かを傷つけていて。満員電車に毎日乗るのは、とても消耗するでしょ? たくさんの広告が、すぐにお金を稼ぐ方法とか、疲れない身体のつくりかたとかを宣…

泣くとか、泣かないとか。

朝起きると泣いていた。 嘘。 正確に言うと、泣きそうになっていた。 目が覚めて、「あ、夢か」と気づいてから、子どもみたいに大泣きした。 夢で心を乱されて、起きた後に泣く、ということは子どもの頃よくあったけど、そういえば最近はあまりなかった。 夢…

so alone

きょうは満月だというから外に出てみたのに、雲が厚くてぜんぜん見えない。残念! そのまま散歩をする。 大学を出てすぐのところ。押しボタン式の道路で、左右から車が来る気配もないのにボタンを押してみる。少し待って、車の信号が変わる。 黄色、赤。 雨…

朝が来る

夜明けのまえに、外に出る。 青々とした藍色の空に、まだいくつかの星が出ていた。 誰もが眠りについていて、町はとても静か。ピロロロ、と鳴く鳥の声と、やわらかなスニーカーの立てるひそやかな足音がするだけ。世界に僕だけしかいないような気持ちになる…

あまい

おいしいご飯つくったら後片づけしたくないよう、朝はすきなだけ寝ていたいよう、学校はすきなときにだけ行きたいよう、心細くてさみしいときは傍にいてほしいよう。 「今この瞬間を生きる」とかあんまり意味わかんないしむずかしいからなるべくずっと一緒に…

夏の明け方、純粋な欲望

夢も見ないで目覚める夏の明け方、ゆっくりと白んでゆく外の景色を眺めながら、季節が動くのを肌で感じている。 早朝は季節をもっとも感じやすい時間のひとつだ。 私は秋が好きで、秋は突然にやってくるから好き。春と夏の境目や、秋と冬の境目はグラデーシ…

夕立が通り過ぎて

夕立が通り過ぎて。 うっかり熱中症になってしまいそうな小学生に体当たり、一目散に逃げて嘘みたいなコンビニでひと休みすれば、定点観察したように星空が人類を通り過ぎていくのが見えたかもね。 たくさん買ったスイカは冷蔵庫に入りきらなくて、ぬるくな…

虚構のベールを脱げ

先月、大森靖子のライブに行った。 『大森靖子 2017 LIVE TOUR “kitixxxgaia”』の東京公演。場所はお台場のZEPP Diver City。 彼女の3rdアルバム ”kitixxxgaia” を引っさげたアルバムツアーの最終公演だった。 会場に入ると、まずステージに目を奪われた。 …

あまい秘密

白色のタイルをひとつひとつ、オレンジ色に塗っていく。 なるべく色むらがないように、ていねいに四隅まで塗りつぶす。 昼過ぎからずっと作業をしていたので、もう全体の5分の4くらいは塗り終わった。窓から西日が射して、タイルに反射する様子をうっとり…

「世間が許さない」って言うな

デニムの半ズボンにTシャツという中学生のような格好では、服屋に入るのが躊躇われる。お洒落なブランドの店ならなおさら。 それでも、一緒にいる友人が「入りたい」と言えば、さすがに断ることはできない。 店の中にいるのは皆、服を買いに(もしくは見に…

いつもあなたは笑っているわ

カーテン越しの朝陽がまぶしくて、思わずタオルケットを引き上げる。 薄目でそろそろと時計を確認すると、"6:27" の表示が目に入る。 なんだまだ眠れるじゃん。 朝陽に背中を向けてもう一度目をつむる。 携帯のアラームが鳴って目を覚ます。 右腕を伸ばして…

Blink Blink Blink Blink!!

あした、YUKIの全国ツアー "Blink Blink" の横浜公演に行ってくる。 YUKIに会えるなんて、YUKIを好きだという人たちが集まるなんて、うれしい! きょうはずっと落ち着かなくて、新品のスニーカーに片方だけ足を入れてみたときのような気持ちでいる。 つまさ…

ホサナ

部屋の机に、無造作に飾ってあるデルフィニウムの蒼。鮮やかで。目をつむると、 じん。 と染みるような、ブルーの中にちょこんと紫が滲んでいるのも可愛くて、 「かわいいね」「綺麗だね」 と一人、よく声をかけていて、つぼみがイルカのようだからというの…

多分クチナシの花は、絶対いい匂い

クチナシの匂いが立ち込めて、6月の夜は海の底。 湿度の高い夏の夜は情緒がありすぎて、植物たちの生気が永遠みたいな密度で香ってくる。「わっしょいわっしょい、夏じゃ夏じゃ!!」って、騒がしければ騒がしいほどに、終わった後のさびしさが際立つようで…

みんな自由だ

酔っ払っている。勢いで書く。 なんの因果か武蔵小金井にいる。前回の記事で武蔵小金井駅のことを書いたからか。 なんて単純、なんてアホ。 ほんなら千葉の記事書けばよかったじゃん、千葉帰れるし。 そのうちアメリカの記事でも書いて、「気づいたらアメリ…

いつか会いましょう ~その2~

前回(いつか会いましょう ~その1~)の続きです。 夏といえど午前1時、外は少し肌寒かった。 知らない街で、真夜中で、お金もない私は途方に暮れて、駅の近くでしゃがみこんでいた。時刻も遅く、お酒を飲んだ後ということもあり、かなり眠かったため、私…

いつか会いましょう ~その1~

お酒が好きだ。それでついつい飲み過ぎてしまって、下りエスカレーターを最後まで駆け上がったり、電車の中でしゃがもうとしたら身体に力が入らずでんぐり返しをしたり、なんていう醜態を定期的にさらしてしまうのだけど、その日もご多分に漏れず私は相当酔…

ありがとう『通天閣』

みかんのゼリー食べたいいい、って思いながらこのブログを書いている。 でも行かない、いま感じたことを書ききるまでは我慢我慢、と思って書きまする。多分みかんゼリーよりは大事なことだという気がする。 2015年の2月に『サラバ!』を読んで衝撃を受け、そ…