夏の花が咲いていて あなたに教えてもらった名前を思い出す 「日本の夏だね」って言ってあなたと歩く いくつもの火をつけては 面白がってすぐ逃げ出した 涙に暮れて笑い転げて 少しずつ気持ちは色を変えて 初恋を結んでは ぞんざいに投げつけて「こんなもの…
ひとり暮らしにも慣れたと思っていたのに あなたが去った後に、むせ返るような残り香 蚊取り線香を焚いて、子どものように泣きじゃくる夏 さようならが、いつまでも上手くできない ぼくは大人になって いつの間にか大人になって 忘れたような記憶が 雨に濡れ…
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