2021-01-01から1年間の記事一覧

2021年12月28日(火)の日記と孤独と年末

朝、目が覚める。カーテンは開けたままにしており、すりガラスごしに水のような光が部屋にあふれる。部屋の空気が、つめたい。ふとんのなかは、ぬくい。ぬくぬくとした空気と戯れる。 今日は、休みだ。 お休み最高。ふっふー。羽毛布団と、戯れる。たくさん…

27歳で死ぬ

藝術家がどんどん死んでく理由がわかった天才が27歳で死ぬ理由がわかったそりゃあ27歳でそろそろ死ぬわ死ぬんじゃなく殺される何にって周りからの無理解にだって藝術は天才は理解されないから理解されないことが悪いんじゃない愛がないことが問題なんだ藝術…

2021年11月18日(木)の日記

もうどうにも行き詰まって、息詰まって、日記に逃げる。 小説。物語。その構造。むずかしい。 なんとなく感覚で、手癖で、どんどん進むことはできるのだが、構成力。うまくいかない。ごく短い話であれば、なんとなく誤魔化せる部分が、ある程度長くなってく…

2021年11月15日(月)の日記

書く書く書く書く。書かなければ意味がない。 角角角角。言葉は角があっていつだって何かを捨象する。 核核核核。自分の中に深く潜って宝物を探す。捨象されない何かを探す。深く潜るほど辺りは暗くなり、光は鮮やかになる。だいたいは息がつづかず、諦めて…

2021年11月7日(日)の日記

シュウマイはよく転がる。 このあいだ夜に家の近くを歩いていたらシュウマイを蹴ってしまった。最初シュウマイとはわからずに、「道に白くて丸いものが二個、落ちている」と思ったが、よく見たらシュウマイだった。近くに半額のシールが貼られた惣菜用の容器…

2021年10月25日(月)の日記

バイクの後部座席に座って夜風を切りながら君のお腹ぽんぽんしてるとき、ああ自由だなあ、って思ってたんだよなあ。EXILEを好きになる感性ってたぶんぼくが100歳まで生きたとしてもあんまりピンと来ない気がしていて、なんかそれが面白いなって思ってた。一…

2021年10月20日(水)の日記

労働することはつまらんことだ。という考えの方がつまらん考えだ。なんて言うのは綺麗事か。労働という言葉に含有されるものはなんですか。好きな人の食べ散らかした食器をいとしい気持ちで洗いました。お金はもらえませんでした。私も好きな人も幸せな気持…

2021年10月14日(木)の日記

この窓はあけられません この空間から別の空間がみえます この窓はあけられません 別の空間はみえるけどぼくはその空間にいけません Sudden stops are sometimes necessary in my life お願い この窓はあけられません つり革にも手すりにもつかまらないでく…

2021年9月20日(月)の日記

一日中ずっと心がざわざわしていた。 きのうの朝、江國香織の『落下する夕方』を読み終えたからかもしれない。空腹なまま本を読んでしまうのは危ないことだ。空腹な状態で小説に触れると、自分のからっぽの体に、深く、言葉が入りこんでしまう。自分の空白の…

2021年8月31日(火)の日記

失恋したみたい。 人に期待してはいけない、とよくいうが期待なんてしようとしてするものではなくて勝手に生まれてくる感情なんだから、それを無視する方がよっぽど不遜だと思うね。 思ってたんと違った、なんてことを人間に対してとっくに思わなくなった。 …

2021年8月25日(水)の日記

なんか愛さないの純粋に向いてないなと思った。 憎むのとか、見切り発車で攻撃するのとか。 すぐに形を変えてしまうから、理解を示すけど、 理解を示すのは、その人になってしまうことではなくて、 同じ人間だから。 愛されなくても愛してみようかな、とか。…

2021年7月31日(土)の日記

今日から八月、と思っていたのにまだ七月で、別に八月を心待ちにしていたわけでもないのになんだか拍子抜けしてしまう。 蝉がじゃわじゃわと鳴いていて、それだけで部屋の温度が上がる気がする。ベランダに出て、獅子唐とバジル、唐辛子の鉢に水をやる。獅子…

2021年7月4日(日)の日記

雨、雨、雨。雨は好きだけれど雨ばかりが続くのは好きではない。雨の良いところは、部屋の片づけが進むところと、片づいた綺麗な部屋からぼんやりと憂鬱そうに外を眺める遊びができるところ、それから植物が生き生きと見えるところだ。文字通り濡れたような…

2021年6月24日(木)の日記

紫陽花の青紫が褪せるまでひとつひとつつまんで親指の腹で押し潰してゆくとき指の腹にうつる紫陽花の汁なのか紫陽花にうつる指の脂なのかわからないほどに夏は湿度を増してゆき触覚と視覚の境界があやふやになると一瞬の隙間へ足を踏み外してしまう今を今足…

YUKIを聴くこと

YUKIがいつもいつでも明るい存在だということがファンの皆さんならお分かりかと思います。この現代においてそれがどれほど困難かつ挑戦的な試みかということは、普段からスマホを使用される皆様ならお分かりでしょうか。それは光と同じです。SNSに毎日のよう…

「孤独の時代2021」

孤独だ。孤独だなあ、と思う。孤独は気持ちいい。たまに孤独を受け入れられなくなる。それでも私は私の孤独を守りたい。 2021年になった。Twitterでめっきり呟かなくなった。結局、SNSなんて自分がどう見られたいか、というところに私は落ち着いてしまう。向…